皆様、《些細な憧れ》ってありますか?
別に、大それた事じゃないし…何ならやろうと思えばすぐに叶う…そんな些細な憧れ。
先日、オフハウスに行った際、僕にとっての『ちょ~些細な憧れ』が叶う出来事が起こったので
今日は憧れが叶った瞬間を見て頂こうと思います。
とうとう…時が来たか…
全国有数のリサイクルショップ『オフハウス』
先日何気なく立ちよったところ…家電コーナーの一番目立つ場所に
こいつが鎮座しておりました。
正直…見た瞬間に思いました。
『とうとう…時が来たか…』と。
と、言うのも…ね…
【ポップアップトースター】でパンを焼くことが小さい頃からの憧れだったんですよ!
映画や、アメリカンカートゥーンなどで食パンが【ポーン!】と勢いよく飛び出てくるアノ感じがお洒落でカッコ良くて。自分もやってみたくて堪らなかったんですよね。
(幼少期【ブレイブリトルトースター】と言うアニメが大好きでした。内容は家電版トイストーリーみたいな!)
まぁ別に…とっとと買えばすぐに叶った憧れなんですけど…。便利な家電が溢れている現代で《食パンのみを焼く》ポップアップトースターが必要かと言われたら…答えはNOな訳で…。
そもそも、オーブントースターを持っていたので、クソせこい性格の私は購入を躊躇っていました。
(本名で懐かしの『脳内メーカー』をやってみたら、ぜんぶ【金】が出てきました…)
でも!今回見つけた本品はなんと
格安の『1000円』
たったの1000円で憧れを叶えることが出きるのならば最高!と思い、購入に踏み切った次第で御座います!
シナモンロールが可愛くて最高
コチラが購入した【ポップアップトースター】税込み1100円
箱にはこんな文字が‼
格安だったので心配していましたが、どうやら‟マジ”のトースターの様です‼
側面には可愛い《シナモンロール》のイラストが描かれていました。調べてみたところ本製品はシナモンロール当たりくじの景品だったようです。
正規の家電では無い為、通常よりも安く手に入れることが出来たって訳ですね!
裏面には製品仕様。
箱の中身は、本体と説明書のシンプルな内容。
本体中央のシナモンロールが可愛くて最高です。おもちゃ感は多少ありますが、そもそも私の部屋はおもちゃが溢れかえっておりますので、個人的にはこのデザインが逆に馴染んで好印象でした。
はやる気持ちを抑え、本体をもう少し詳しく見ていこうと思います。
どことなく虫カゴを思い出す
まずは一番大事な食パンの投入口。一度に2枚まで焼けます。説明書によると8枚切りの食パンがベストなサイズとの事です。名古屋でよく見かける分厚いトーストだと入らないかもしれませんね。
底はこんな感じ。どことなく虫カゴを思い出すビジュアル。
側面には「セットバー」と呼ばれるレバーと、焼き目を調節する「ダイヤル」、調理を強制終了出来る「ストップボタン」が搭載されています。
あと、忘れちゃいけないのが、ここ!
食パンを焼いたときに出でるパンくずを溜めておける「トレー」が搭載されております。コレが搭載されているおかげで掃除が楽になるので凄く有難いですね。
ポス。
では…いよいよ焼きますか。
今回は、説明書の記載通りに【8枚切り】の食パンを焼いていこうと思います。
食パン投入…(やべぇぇぇぇ。ドキドキするぅ)
セットバーを下げます。このバーを一番下まで下げると自動でスイッチが入ります。ちなみに焼き目を調節できるダイヤルは説明書に従って真ん中の【4】にしております。
さぁ・・・パンが焼かれ始めました…
調理中は音がするのかと思っていましたが、めちゃめちゃ静かです。ホントに動いてる?って感じてしまうほど静か‼騒音が出ないので食卓に置いて調理しても邪魔にならないのがイイですね。
待つこと数分。食パンの香ばしくて甘い香りがトースターから漂ってまいりました。
いよいよです。
長年の憧れがかなう瞬間が訪れます。
イメージトレーニングはバッチリ‼
さぁ食パンよ‼‼‼‼
バシュッツ‼‼‼と、
天高く舞い上がりなさい‼‼‼‼
私が其方を受け止めて差し上げよう‼‼‼‼‼
…………………
………………………………………
……………………………………………………ポス。
…ポス…?
ん…(;^ω^)?
いやいやいやいや。んな…
バカなぁ。
もう‼冗談キツイんだから~!
ホントはもっと勢いよく出れるんでしょ‼
さながら『マイケルジャクソンのjam liveブカレスト』の登場シーンみたいに‼
まったく…
もう一度いくよ‼
ほら!
…………………………
………………………………………
……………………………………………ポス……。
ハイ。
分かってましたが、現実はこんなもんです。
食パンが勢いよく飛び出てくるのは、あくまでアニメーションの世界でのお話です。だって現実の食卓で毎回あんなに飛び出てきたら絶対不便ですもんね。
ただ、やっぱり少し期待していた自分がいたなぁ…。
勢いよく飛び出す機能が搭載されたポップアップトースターがあればいいのにな…。
ちなみに焼き具合は、こんな感じ。
全体的に温かくて美味しそうでは御座いますが、自分的にはもうちょい焦げ目がついた【良く焼き】ぐらいが好みなのでダイヤルはもっと回しても良かったかもしれません。
てな訳で。
焼きレベルMAXの7に合わせて焼いてみたところ…
おぉ良さげ‼
だったのは上部分まで。
下部は丸焦げでした。
焼きレベル5.5くらいが丁度良かったのかもしれませんね。
今から113年前の1910年。
せっかくなので、ちょいと野暮では御座いますが…比較用に我が家にあるオーブントースターでも食パンを焼いてみます。
うん。良く焼けています。
(内部がクソ汚いのはご愛敬…)
圧倒的にオーブントースターの方が綺麗に焼けました。
しかも、オーブントースターは食パンを綺麗に焼く事が出来るのは勿論の事、食パン以外の食品も焼くことが出来ちゃいますからね。そりゃ、食パンしか焼けないポップアップトースターと、なんでも焼けるオーブントースターどちらを使うかと言われたら、100%後者を選びますよね…。
ポップアップトースターは、食卓その場で焼けるというメリットはありますが…それを引き合いに出しても現代では便利すぎるオーブントースターには勝てないですね…
そんなポップアップトースターで御座いますが、ちょいとトースターの歴史を調べてみたので紹介させてください。
トースターが世界に初めて登場したのが今から113年前の1910年。
発明したのが…【トーマス・エジソン】
そんなの常識の偉い人であり、自尊心でもある、アノ人です。
その後、1921年にアメリカの【チャールズ・ストライト】と言う方が改良を重ね、ポップアップトースターを発明したとの事です。
当時はパンを焼くのに、直火を使用していたらしいので、いちいち火を起こさなくても簡単にパンが焼けるトースターの発明は革命的だったことでしょう。しかしエジソンの発明した初期型のトースターにはタイマーが付いていなかったみたいなので、食パンを入れたら焦げないように確認しながら待ってなきゃいけなかったみたいです…
その後に登場したポップアップトースターは『タイマー』&『焼き上がったら自動で機械から出てくる』仕組みを搭載していたので、食パンを焼く作業の完全オートマチック化に成功しました。
食パンを焼く作業のオートマチック化は、人々の生活の質を向上させた事でしょうし、さぞ嬉しかった事だと思います。
ポップアップトースターは今の基準で見ると、あまり必要性を感じない《何てことのない家電製品》かもしれませんが、こうして歴史を紐解いて見てみると、如何に素晴らしい偉大な一品だったのかが分かります。
歴史を知ってからだと、このポップアップトースターで焼いた食パンの方が何だか美味しく感じるから不思議…すね。
今回、憧れであった
【食パンをポップアップトースターで焼く】を、実際やってみましたが、
正直…大した事はありませんでした。
でも、それって実は凄い事かもしれません。
だって…トースターが発明される前は…
《パンを焼く》という作業が
かなり面倒くさい重労働だったのに…
ポップアップトースターが世に登場して、
【大した事ない作業】
に、変えてくれたんですもんね。
僕にとっての『ちょ~些細な憧れ』を体験してみたら…大した事が無かった。
だけどこの体験をしたからこそ、
『大した事が無い』と感じてもらう為に必死で発明を続けた、エジソンとストライトの
大した【努力】と【魂】を感じる事が出来た気がした。
この先…果たして、
どんな事が【大した事ない】に変わっていくのかな…?なんて、想像するとワクワクしますね!それこそネコ型ロボットの秘密道具が現実化されるのかもしれませんね!何とか長生きして未来の発展を見届けたいなぁ~なんて事を思いました。
過去の偉大な発明家達、そして今現在も人々の為に頑張る発明家に敬意を込めて。本日はこの記事を締めさせて頂きます。
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