先日、ご飯を買いに近所のイオンモールに行って来た時の出来事。
入口で【全国ご当地パンフェア】と言う、何やら最高なイベントが開催されていました!
全国のご当地パンが一堂に会する夢のようなイベント!これは見ていくしかない!と言う訳で、お腹ペコペコの状態で美味しそうなご当地パン達を物色していた所…
今まで生きてきた人生の中で、見たことも聞いたこともない…完全に初めましてのご当地パンと出会ってしまいました。
可愛らしいフォルムに、レトロでお洒落なパッケージ。
【シンコム3号】と、不思議な名前を名乗るパン。
鹿児島のご当地パンらしいけど…
シ ン コ ム?
一体…このパンは何なんだ…
しかも…3号。
気になる。気になりすぎる。
買うしかない!
62年分の歴史
真っ赤なフォントが超カッコ可愛い。【シンコム3号】
鹿児島の食品メーカー【イケダパン】さんから発売されている、洋菓子パンとの事。
真っ赤なフォントと共に目を引くのが、この《謎の飛行物体》
そして【懐古的味覚 復刻版】の文字。
裏面を見てみると、シンコム3号発売当時の鹿児島の様子が書かれております。
…。
しょしょしょ昭和36年発売だと⁉⁉
今から62年前だと‼
とんでもなく歴史のある凄いパンだ…。
そんな一品を知らなかったなんて…お恥ずかしい。
大変申し訳ございませんでした。ご無礼をお許しください…
実食
では!
歴史ある【シンコム3号】。僭越ながら頂いてみます。
袋から出すと、可愛いフォルムをしていますね(#^^#)
手ごろなサイズ感のブッセって感じ。
ちょいと、開いてみます。中に白いクリームが見えます。
栄養成分はこんな感じです。意外と脂質が低いのが嬉しいですね!
半分に切ってみました。切ってみると想定よりも多いクリームが入っていて驚きました!嬉しすぎる誤算。
では。
頂きます。
パクッ‼
ブッセ生地が、結構固めでビックリ!でも、この《しっかり固め》が嫌じゃない!嚙み心地がイイのよ。ほんのりと優しい甘さの生地も超美味い。
んでんで、クリーム。
生クリームではなく、いわゆるバニラ味のショートニング?だと思われる(油にバニラ風味の味付けをしてある感じ)コレがベストマッチ‼‼‼まったり濃厚なクリームが最高です。
濃厚なくせに後味がさっぱりしてるから、また次が欲しくなる!超ニクい罪な美味しさ。このクリームの量なのに、最後まで全くクドクない完璧な甘さの配合が凄すぎます。
後これ、もし柔らかい生クリームで作っていたら恐らく生地に負けて味がボヤけていたかもですね。なので、このショートニングが大正解かもです。
小ぶりな印象ですが、生地がしっかりしているおかげで食べ応えと満足感はありです。この満足感で1個100円なのが奇跡。毎日食べられる鹿児島の方々が羨ましすぎ(´;ω;`)ウゥゥ
シンコムとは?
最高な一品【シンコム3号】
けど…この【シンコム3号】と言う不思議なネーミング。一体何こっちゃねん!ってな訳で調べてみたところ…
どうやら、【シンコム3号】と言うのは1964年の8月にアメリカが打ち上げた静止衛星との事!
この打ち上げられた【シンコム3号】調べてみたらマジで凄くて!
打ち上げられてから僅か2か月後には、東京オリンピックの競技模様をアメリカ・ヨーロッパに世界初の生放送でお届けしたみたいです!技術の進歩にトンデモナイ功績を残した衛星なんですね。
そんな、当時話題だった衛星【シンコム3号】の名前を模した美味しい一品を、鹿児島にある《イケダパン》さんが作ったと!
鹿児島の種子島には『種子島宇宙センター』とかありますし、宇宙関連の話題や商品は鹿児島の人々の関心を引きやすかったのかと思います。
そんな感じで、昭和36年に発売された、【シンコム3号】は大ヒット。今尚愛される一品となりました!
味は勿論、この名前を付けた事もヒットの要因かと思います!素晴らしいセンスですよね(#^^#)
今から約60年前に打ち上げられ、人々に『驚き』と『感動』と『楽しい』電波を発信してくれた【シンコム3号】
姿は変わりましたが、今尚、『驚き』と『感動』と『楽しい時間』を《美味しい電波》に乗せて発信し続けてくれています。
もぅ…最高すぎ…
(´;ω;`)ウゥゥ
毎日食べたい【シンコム3号】。鹿児島の人々が羨ましすぎる…‼
また絶対に食べたい…。
皆様も【シンコム3号】を見かけたら是非食べて、素敵な時間を過ごしてみて下さい(*’ω’*)
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